園長メッセージ

保育教諭になられる
皆様へ

より良い教育・保育のためには、
先生の働く環境が大切

つばめこども園では、より良い教育・保育をするためには、先生の働く環境が重要だと考えています。
最前線で子どもたちに接し、日々子どもたちのことを考えてくださる先生の生活や働く環境が不安定だと、余裕をもって子どもたちのことを十分に考えることができなくなります。先生の疲れや焦り、そして気持ちが、そのまま子どもに伝わることがあります。先生が不安定だと、子どもたちにとって、落ち着いて生活できる環境とはいえなくなります。

教育・保育への、
園と先生たちの想いが
今の環境をつくった

つばめこども園は、前身の幼稚園から平成24年に認定こども園に移行しました。当時、全国にも認定こども園は少なく、また幼稚園と保育園が連携した事例やノウハウはほとんどありませんでしたので、未知への挑戦でした。その決断に至るまで、先生たちと何度も話し合いを行いました。実は他園の園長先生方々に意見を求めても「難しいから止めたほうがいい」と言われたこともありました。
しかし、時代とともに変わる家族の生活様式、それに伴う子育てのあり方にあわせて、園も変わっていかなければならない。その想いを念頭に、職員一丸となって認定こども園への移行に挑戦してまいりました。もちろん、子どもたちのことを第一に考え、より良い教育と質の高い保育を追い求めてのことです。
振り返ってみますと、普段の生活をはじめ、カリキュラムや行事の見直しなど、先生たちは本当にたいへんだったと思います。そのおかげで、つばめこども園は、新しい教育・保育に一歩踏み出せました。そのような先生たちを、私は、ある意味で戦友だと思っています。

教育環境への
取り組みについて

就労環境を良好に保つことのひとつに、人的かつ量的資源の活用が挙げられます。つばめこども園には現在50名程度の先生たちが在籍しています。この人数は法令で定められた配置基準からするととても多いと言えます。そのため、ひとりの先生にかかる業務や責任が過度に集中することがありません。
また、業務負担軽減のため早くから ICT 化を進めてまいりました。たとえば、月案や週案、行事案などをデータベース化し、過去の記録の照会や児童要録などの入力にかかる時間を大幅に圧縮しています。記録にかかる時間を短縮するだけでなく、データの有効活用にも繋がり、良いスパイラルを生んでいます。
先生たちのプライベートな時間はもちろんのこと、休日をしっかり確保することにより、生活に余裕がもてる日々を送ることができる、そうすると人生や将来のこともポジティブに考えることができるはずです。そういった環境をつくることで、園内のコミュニケーションも円滑になり、先生たちは長く園に在籍してくれるようになりました。
現在、10人の先生が育児休暇を取得中(2020年10月現在)です。その先生たちが、今度は子育ての様々な経験をして、やがて園に復帰してくれます。これはとても心強いことです。

これから保育教諭に
なられるあなたへ

もし、あなたが学生なら、はじめは壁にぶちあたるかもしれません。
あなたは「幼稚園教諭」と「保育士」という2つの国家資格を、たいへんな努力をして取得されました。そのことに自信を持たれることは当然です。しかし、教育や保育の現場で、実際に子どもたちと対峙すれば、資格取得の課程では学ばなかったことが多くあることに気づくでしょう。きっと、自分ではできると思っていたのに、上手くいかないことがたくさんあります。
だから、あなたに求めたいことはひとつ、
「心身ともに健康であること」です。
身体と心が健康であれば、たとえ壁にぶち当たっても、きっとそれを乗り越えることができるでしょう。子どもたちの前でも、きっと素敵な笑顔でいられるはずです。子どもが好き、だけではやっていけません。でも、子どもが好き、だからこそ頑張れるはずです。
壁を乗り越え、一歩前に進んだ人が良い保育教諭になれるのです。
保育教諭を目指すあなたを応援しています。
そして、会える日が来ることを心から楽しみにしています。

認定つばめこども園 園長久保田 貴八郎
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